大規模店舗ならともかく、通販ショップが「広告を掲載してホントに売れるの?」これが多くの通販ショップの最大の悩み。
でも逆にお聞きしたいのですが、「広告を出さずに、どのようにして売るのですか?」
答えはなかなか出てこないものです。それでは、広告を出して必ず売れるのか?これまでの実体験から、私は、「売れる」には理由があると考えています。
1.まずは本質を極めること
これが最も大切だと思います。本質をというのはとても抽象的ですが、消費者が買いたいものを作っているか、売っているか?ここが最大のポイントです。食べ物でたとえれば、ちょっと美味いラーメンではなく、めちゃめちゃ美味いラーメンでなくてはなりません。手作り品で言えば、「あっ!これ欲しいーーー!」と感じられるモノでなくてはなりません。売り手が納得することはもちろんですが、それが自己満足では当然売れないわけです。必ず対象となる「消費者」がいるわけですから。
2.商品を豊富に陳列すること
単品や商品アイテムの少ない通販ショップでは、高い売上を上げることは難しいはずです。なぜなら、消費者は、買う前に「唯一」の商品を決めているとは限らないからです。そう、”選んで決めたい”のです。価格や形、色、デザイン、コメント、サービス、付加価値、ショップの決済方法など、たった1つのすばらしい商品に出会っても、このインターネットの世界では簡単に他の商品を見ることができてしまいます。だから、自店で買ってもらうには”立ち止まらせるだけの豊富な商品数”も重要になります。
3.特徴を打ち出すこと
インターネットの世界で最も利用されているサービスの1つは、検索エンジン。誰でも簡単に通販ショップは開業できますが、地域を問わないネットだからこそ、競合他店と肩を並べることになります。「有名企業と同じ土俵に立てる!」というメリットがある一方、それはさらにビジネスとしてはハードルの高い舞台に立ったということに他なりません。ホントに有名企業に小さな小さな店舗が勝てるのですか?ということです。現実的には大企業の売上に勝てるわけではない。しかし、たった1つの特徴に特化できれば、その部分においては”勝てる”ことがあるはずです。大企業の真似をするのではなく、「独自性」により特化することです。「あれもこれも」より、「これだけは」という商品、あるいはサービスをもっともっと全面に打ち出すことです。
4.広めなければワカラナイ
売上を上げてゆく、という課題にはもっと多くの要素を複合的に捉える必要がありますが、「本質」「商品数」「特徴」と揃ったら「皆さんのショップ、または商品」を広めることをおすすめします。例えば、楽天市場の中に「誰もが買いたいという商品」があっても、探して、買い手に”知らせる”ことができなければやはり売れないのです。もしかすると商品やサービスの完成度から言えば皆さんのショップよりも見劣りするお店が「広告戦略」によって”売れている”ケースだってあるのです。答えは単純です。消費者が「知っている」からです。ここで考えることは、商品やショップのテーマに合致した「広告掲載先」を探すことです。日本で一番アクセスの高い「車パーツ」販売のお店に、ニーズの異なる商品を掲載しても恐らく希望通りの売上は叩けないでしょう。媒体(サイト)も選ぶことです。 |