| 町の電器屋さんの仕事、その10。「住宅リフォーム」です。
まずはじめに、「住宅リフォーム」は、全ての電器屋さんが行なっているわけではないということ。この断りを入れた上で説明します。
そもそも、町の電器屋さんの多くは、「家電販売」を中心に長らく営業してきました。家電品はどこのご家庭にも何かしらある重要な生活品。過去には、すべての家電品を1つの電器店さんから揃える。こうしたお宅も多かったと思います。
つまり、電器屋さんはお客様のお宅に伺う頻度がほかの業種よりも圧倒的に多い存在でした。現在は、販売形態の多様化から必ずしも1つの電器屋さんですべての家電品を購入するわけではないと思います。それでも、懇意にしている電器屋さんがあれば何かと困ったことがあれば相談するのがお客様。
ところで、困るのは家電品ばかりではありません。何十年も同じ家に住んでいれば、玄関のドアが壊れる、網戸が破れた、風呂のタイルが割れた、台所の蛇口から水漏れがある、床がダメになってきた、雨漏りがするなどなど、住宅に関連する困りごとも増えてきます。
小さな困りごとならば手先の器用な電器屋さん自らが修繕する。こんなことも決して珍しくありません。そこから、大きな住宅リフォームまで自店で手掛ける電器店さんも出てきました。但し、全てではありません。リフォームは受け付けるけれど、窓口業務だけ。というお店もあります。ただ、きちんとした会社につないでくれます。
じゃあ、住宅リフォームってどんなことをやってくれるの？
例えば、増築だってそうです。また、部屋の間取りを変えたい、仕切りをなくしたい、家の中の段差を替えたい、玄関を広くして車いすが利用できるスペースを作りたい、スロープをつけたい、キッチンを改修したい、外壁を直したい、車庫を作りたい、屋根をふき替えたい、バスルームを新しくしたい、トイレを広くしたいなどなど。また、住宅リフォームではありませんが、新築、建て替えだって同じ類に入ります。電器屋さんによってはこうした相談窓口になっているところもあります。
全く知らない業者さんを探すことに抵抗がある方も多いはず。日頃から顔を合わせているなじみの電器屋さんが見つかると、家の中の困りごとを何かと相談できる。「住宅リフォーム」の相談ができる電器屋さんを探してみてはいかがですか？ |